続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

さらば大学

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電車とバスを乗り継いで小一時間。行ってきました。

内田先生との対談、テーマは大学の現在と未来。面白かったなあ。

昨年の森達也さんとの対談に続いて2度目の参加だけど、源一郎先生は今年で定年とのことで、もう今回でおしまいと思うと、残念。

12/18の最終講義も、聞きに行きたいと思ってます。

 

しかし、昨年もそうだったけど、こんなに魅力あるスピーカーたちが集うのに、学生さん達はほとんどスルーなのである。

みんな隣りの食堂でおしゃべりにいそしんでいて、気にもせずに帰っていく。

今日は少しは学生や若い人たちもいたけれど、やっぱりほとんどおじいさんおばあさんばっかり。

こういう場所で誰かのまじめな話を聞くとなると、いつもお年寄りばっかりで、自分が最年少クラスということが多い。

テーマも含め、学生こそ聞く価値のある内容だのに、残念だなあと思う。

 

ただ、自分も大学を卒業するまでは勉強やらされてる感の中で学校に通っており、最小限の労力でそれなりの成績を取ることが「得」と信じて疑わなかったおばかな女子大生のひとりであったので、なんとなく気持ちは分かる。

 

そして卒業した後出し抜けに、「勉強!したい!」と猛烈に思い、その訳の分からない心の動きに我ながらびっくりしたことをよく覚えている。

いくらでも存分に勉強できる環境にある時には、何か他のことがしたくてたまらなかったし、さぼろう逃げようとしていたくせに、もうそうそう学べない立場になった瞬間に、何としても学びたい、ってなった。

我ながらバカすぎて情けないし、大金をどぶに捨てさせた両親には申し訳ないばかりだが、強制が逆効果だという学びはせめて子育てには生かしていきたい。

 

 

講義は短い時間では語り尽くせない濃く幅広い内容。内田先生の書いたものを結構読んでいる自分としては目からウロコ率は低かったものの、幾つか心に残る話を聞けた。

 

そして、教育の未来の話。

「これからのアカデミアは私塾にある。中央の管理的な環境、株式会社的な考えに基づいて運営される大学に未来はなく、小規模・地方でのびのびと教師が思いを込めて作る場所がもっとも豊かな学びの場になる。真に未来を担う人物も、そういう場所から出てくるでしょう」

と内田先生が言っていて、

優太が行ってる寺子屋を思い浮かべてにっこりとした気持ちになった。

今月の寺子屋特別授業は、「問いを立てる」で、質問をどう作るかを教えてくれるそう。

私はそういうことこそ本当に大事と思うのでありがたい。

 

帰り道、隣り合わせた同じ年頃の女性と話が弾み、いろいろ感想をしゃべりながら帰ったのも楽しかったな。