続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

私学はないね

今日は昼からダブルヘッダー

うっかり今朝、新しい仕事を1件引き受けてしまうと、脳内キャパが混乱をきたしだしているアラートが鳴った。

 

自分の仕事に加え、お母さん、地域住民、奥さんとしての役割。どれもあなどれない。というか、強いて言えば自分の仕事が一番融通効くからむしろ軽んじがちになってしまうので、飛ばしたりしないよう、よくよく注意しないと。

しばらくどんな用事も増やさず、落ち着いて消化すべしだ。

 

 

こないだ私の仕事が立て込んでいた時に、だんなさんに代わりに息子の私立高校説明会に付き合ってもらった。

近隣の私学のブースが市の商工会議所みたいなところに一堂に会している。

公立の「すべり止め」として、私立をどこか必ず受験しなければならないらしいので、いい加減一度くらいは何かに参加しないと決めようがない。どこにどんな学校があるからして誰も知らない我が家。

 

私は神奈川県が昨年から私立高校も無償化したということを聞きつけて、「っしゃー、じゃあどこ行ってもだいじょぶじゃん。うちは収入制限あっても絶対満額支給だし☆」と余裕をかましていた。

その会の学費無償化の相談窓口でちゃんと話聞いてきてね、とだんなさんにもお願いしておいたのだが、帰って来てどうだった?と聞くと、だんなさん一言、

 

「私学はないねー」ふーっとため息。

 

どうしてかと聞くと、理由はふたつ。

 

理由1は、私学とは予備校であるっていうスタンスを、隠しもしないあからさまな姿勢にこりゃだめだ〜、と思ったとのこと。

こんな子どもを育てるためにこんな取り組みしています、というようなアピールは、どの学校も清々しいくらいになくって、

「お子さん内申どれくらいですか?あーじゃあこのコースですね。うちは特進、A、B、・・・とクラスが成績ごとに分かれていて、このクラスは大学ランクで言うと◯◯大とか△△大レベルで、このクラスはー」

みたいな話を、何の前置きもなくされるのだそうだ。

トップ大学を目指すクラスでは有名予備校から人気の講師を招聘して授業してもらうとかを売りにしていたりして、ほんとに名実ともにただの「予備校」なのだ。

 

もちろん入学してみてそれだけってことはないと思うが、「親御さんにとって興味あるのはそこですよね」と学校側も心得ているゆえに、こういう話になってくるのだろう。

 

ぶっちゃけ、少しでもレベルが高いとされる大学へ行くことが何よりの目的。

もう何と言っていいやら、「はあそうなのー」と馬鹿みたいなあいづちをうつのみ。

 

そこを目標にしている人にとっては合理的なのだろうけれど、そこを目標にしていない私のような人にとっては、もうこのゲームシュールすぎてついて行けん・・・という気持ち。

 

理由2は、無償化っていっても実は無償化じゃないとのこと。

「携帯電話みたいなものだよ。一見ただって書いてても、実はただなんかじゃなくて、ほんの一部。結局相当かかるみたい」

だんなさんが相談窓口の職員さん(自分の子を私立高校に通わせているお母さんでもある)に質問していると、その職員さんが急に声をひそめて、

 

「こういう私学を勧める場で私のような立場の人が言っていいことじゃ、ほんとはないんですけどー、公立で行きたいところがあるのなら、がんばって公立にしたほうがぜったい!いいです。もうほんとに色々かさんで大変ですよ・・・」

 

と耳打ちされたんだそうだ。

もう何と言っていいやら、「はあーそりゃ我が家の財政じゃあ無理だわねえー」とやはりあいづち。

 

ちなみに公立は、補助を受けない人も月額1万円程度、補助を受ければほんとにおおむね無料で通えるらしい。

 

ゆーた、そういう訳だから私学は消えた、よろしくよー。と告げる。

 

「ま、いいじゃん、別に無理せず自分が行ける公立に行けば問題ないんじゃない?」

と私が言うと、だんなさんも笑っている。

ゆうたは焦ってやにわに勉強し出すが、結局すぐ飽きてクラリネットを吹いたりしている。

  

 今日はこれから中学校で三者面談。さて、どんな話になることやらだ。