続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

良い時間

昨夜はゆうたの通う寺子屋の、月に一度の特別授業だった。テーマは地方移住。先月の特別授業で面白さにはまったゆうたもついて来た。

 

私の話を聞いてこれから自分の娘を体験入塾させようと思っている母親友だちも参加。授業が終わった後はゆうただけ先に帰して、深夜までスペインバルで二人で楽しく飲んだ。

夏休みにフランスへホームステイしていた話など聞いて、相変わらずの行動力に感心。いつも良い刺激をくれる人。お店の自家製ビールがもんのすごーく美味しくて、上機嫌に。

 

 

この特別授業に参加するだけでも、自分の子どもをほんとに安心して預けられるなって思える。

こんな良い人や面白い人に囲まれ、後輩や子供たちに慕われている先生の、ちっとも偉そうじゃないんだけど受け止めてくれている感じ。先生の明るくよく通る、力のある声質も。

深刻でなく楽しく真剣に社会のことを学び合う、このような風通しの良いくわくした場を作れるということはすごいなと思う。

 

いろんな世代のよく知らない人たちが集っているのだけど、みいんなフラットな「ただの好奇心を持つ人」。

寺子屋に通う子どもたちがちょっと意見を言ったりする様子を見ていても、日頃から肯定感のある場だから、不器用でも萎縮せず安心して喋っている。

受け入れられそうなかしこそうなことを言うのではなく、自分の正直な気持ちを怖れず表現することが大事だという価値を共有できているのが好き。何より聞いていて面白いし。

 

塾でゆうたの勉強の面倒を見てくれている先生の後輩の大学生ともちょっと話せて良かった。夏休みに友だちと訪れたアラスカがどんなに素敵だったかを生き生きと話してくれた。こんな自然体で爽やかなお兄さん(しかも優秀)がゆうたの面倒を見てくれていて嬉しいなあ、ありがたいなあと思う。

 

会の終了後に、ゆうたがゲストスピーカーの方に質問しているのを遠くから微笑ましく見る。日頃学校では自分からは発表も意見も全然言わない子だけど、子供は、ちゃんと大人を見ている。

まともなコミュニケーションを取れると感じられる人になら、臆せず自分からちゃんと話しかけるのだ。それが金髪のいかついお兄さん(ごめんなさい)であっても。

 

 

肝心の入塾検討中の友だちの子は絶賛思春期中らしく、何かっちゅーと逆ギレで手を焼いており、昨日も不参加だった。この塾も気に入るかどうか・・・と言っていたけれど、会が終わった後は、

「あー先生イケメンだからいけんじゃない?」とビールをあおりつつクールに言い放つ友だちであった。

「そうだね、イケメンも立派なモチベーションだわ、うんうん」と同意する私。

 

仮に子供が入らなくっても、自分が楽しかったから今後も特別授業に参加したいなーと言っていた。こちらも同意。

彼女は絶対好きだと分かっていたけど、気に入ってもらえて良かった。

 

 

霧雨は深夜になっても止まなくて、酔っぱらってふわふわした足取りで一人ゆっくり歩いて帰った。傘をさしていても薄いベールを被ったようにふんわりと濡れて、なんだか気持ちの良い夜だった。