続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

晩夏(ひとりの季節)

夕方、最近自転車に伴走してもらってジョギングするのにはまっているおっちんにつきあって海まで。

 

いつものことだがおっちんは走りながらよく喋れるね、というくらいに日々のことなどを絶え間なく喋っていて、私は「へえー、ふうーん、ほほー」とあいづちを打ちながらのんびりと隣りでペダルを漕ぐ。

 

海岸は、風が強く吹いていて深呼吸したくなるほど気持ちがいい。犬の散歩の人やランニングの人で賑わっている。

 

夕方の光ってどうして分け隔てなく優しいんだろ。どうして全部許してくれてるという感じがするんだろ。

夕方の日差しで包まれるひとときが、一日で一番好きだ。気持ちの良い夕方の海はもちろん、混雑したビル街の中でも、線路沿いの電線だらけの道でも。

どんな気持ちで一日を過ごしても、ふと立ち戻るように幸せを実感するのは、これから暮れていく束の間の時間が多い。

「マジックアワー」という言葉があるくらいだから、私と同じように感じる人はきっと世界中にいるんだろう。

誰にも等しくマジックアワーは訪れる。

 

おっちんは機嫌良く海沿いの遊歩道を駆けていって、もう見えなくなってしまった。

取り残された私は、あー夏が終わっていくなあー、と思いながらヘッドフォンでこの曲を聴きつつ、カメラのシャッターを切ってゆく夏を惜しんだ。

 

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夏の終わりに繰り返し聴いてしまうこの曲、ユーミンの曲の中で一番好きかもしれない。