続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

今年の人寄せ

締め切り2本を落とさず、MRI検査も受け、帰省の段取りも付け、息子を石川へ1週間のキャンプに送り出し、その他もろもろの仕事をこなしつつ、昨日の人寄せが無事終わった。茅ヶ崎花火きれいだったな。

結構いっぱいいっぱいの一週間だったなあ。やっと落ち着いてPCの前に座っている。

 

夏生まれで若い頃は南の国が大好きで、しょっちゅう暑いところをうろうろしていたというのに、今年の日本の夏はどうしたことでしょう。

ここまで「暑さに白旗」という感覚を持ったことがなかったかも。年のせいかとも思うけれど、昨日のお客さんのひとりで20年フロリダ在住のYさんは、今年の日本の夏はフロリダより暑い!と言っていた。やっぱり今年はとりわけ厳しい暑さなんだよなー。

観念して、無理せず過ごそう。日が合わなかったりで取材仕事も断り続けている。もう夏休み後半はまったりを決め込んで、映画と本三昧でいいではないか。

 

昨日はだんなさんのお友達のいろんな人が遊びに来てくれた。こうして集ってくれた面々を見渡すと、彼の人間性がよくあらわれていたなあと思う。考え方も話し方もマッチョな男性はひとりもいなくて皆穏やかで思慮深く、女性は(自分が小さくまとまって感じられてしまうくらいに)突き抜けた自分らしさを力強く生きている。そして、全員がそろいも揃って楽器か音楽をシリアスにやる人たちであった。

 

昼間、汗をかきかき庭で飲みつつBBQした後は、家の中でお茶をしながらバタドラムだの、笛だの、ディジュリドゥだのピアノだのジャンベだのでセッションが始まり、いささかご近所さんが気になるくらいの自由さ。みんないい年の大人・・・・(笑)

 

しかし、新たな風を運んでくれるような人たちとの会話、楽しかった。とりわけ初めて会った20代の素敵な女の子のことが心に残った。よく生還したね、というような大変な人生を経て、自分らしく生きられる場所と仲間を見つけて、人生が面白くって仕方ないみたいだった。

 

「こういう理由で自分はこれだけ傷ついたし損なわれた、というようなことばかり言っている自分が格好悪いって気付いたんです」

と言っていた。周囲がどう、システムがどう、おかしなことを挙げたらきりがない。選ぶのは自分。自分は自分のしたいことを悔いなくやり、自分の好きな人たちと繋がって行くだけだ。

そうやって、きっぱりと前を向いて軽やかに行く若者よ。どんどん行け、と思う。

つられて自分のことも正直に話す会話の中で、いろいろ学ばせていただいた。平たい言い方だが、もっと五感で生きねばなるまいよと省みさせていただいた。

 

 

そして、いつもうだうだと日常にまみれて共にいるだんなさんという人のありようが、彼が好きで付き合っている人たちを通してよく感じられて、自分の背筋を正されるような気持ちになった。

 

それは、生きている中でいろんなタイプの人と関わり、時には従わなければならなかったりして、いろいろなものに取り囲まれて生きているのだけど、大人の現実感を持ちつつけして巻かれはしない。笑われようと損をしようとどこかに清潔な志を持って生きるということを手放さないということだと感じる。

 

 

日々思っているが忘れがちだけど、改めて今年下半期の目標。

目に見えないものや、格付けできないものこその豊かさを感じて、他者への注意深さや思いやりが持てるほどの時間や精神の余裕と健やかさを保っておく。

不安と恐怖を煽るものにつり込まれず、自分のやりたい楽しいことにフォーカスする。

 

濃ゆい人々の面白すぎる話をひたすら聴く時間だった。自分のからっぽさが少し悲しかったけれど、毎日精進して、来年もまた笑顔で会えるといいなと思う。