続・みずうみ

映画のことを中心に、小さく平凡な毎日の中で自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

フィギュアスケート、ピラティススタンス

昨日と今日の羽生選手の演技を見たけれど、ここぞというところで必ずやらかす、何ともしまらない人生を送ってきた自分としては、

主役人生というか、こんなに鮮やかに自分に勝つことのできる人っていうのが本当にいるのだなあ!ということにほとほと感心した。

 

トップ選手たちのみんな、すごいとしか言いようがなく、金・銀メダルもみなで良かった良かった、やんややんやと言っているのだけど、内心ハビエル・フェルナンデス選手のことが気になってしまう。

 

昨日のショートが、往年のミュージカル俳優のように優雅でチャーミングで、もちろん厳しい勝負の世界なんだけれど、ただ勝つためじゃなくって、観る人に楽しんでもらいたいという気持ちが伝わって来たすばらしい演技だったので、今日の少し精彩を欠く内容が気の毒に思えた。

 

羽生選手に感動するのも、一番という結果よりも、自分を信じて自分自身に勝ち切ったことの精神の強さだよなあと思うし、どんなすごい選手でも、そうでもない選手でも、やはりやりきった、悔いなし!と自分で思えることが全てだろうと思う。

私はやっぱり、スポーツに限らずどんな分野であっても、華々しく勝った人よりも、いつだって負けた人とかしくじった人の方に気持ちが寄り添ってしまうみたい。辛気くさいが、性格だからしょうがない。

 

 

 

ところで、先週もいつものヨガがまた満員で受けられなくって、しょうがなくピラティスのクラスを受けたのだけど、その時先生が教えてくれた「ピラティス・スタンス」の立ち方で目からウロコ。

 

皿洗いの時、いつもシンクにもたれるようにして腰をかばっていたのをやめて、試しに「かかとをつけ・つま先を開け・尾骨を肛門にひきよせるようにし・肛門を上に持ち上げるようにし・丹田に意識を持って腹筋を使って・重心を背骨にまっすぐに立ち・肩を下げて肩甲骨を後ろに引いて締めるようにして・頭を背骨の延長線上に載せる」ピラティス・スタンスで立って作業してみた時、あまりの楽さにびびった。

 

気分的にはちょうどバレリーナの立ち方に近いんじゃないかと思うんだけど、そうやってきりっとしているのは、だらんとしているのより当然疲れて大変なもんだと思いこんでいたけれど、しゃんとしている方が、実は楽だったなんて!がーん!

 

これまで、すぐに痛くなる腰や首をかばうつもりで、少しでも楽に、少しでも体力を温存してというつもりで自分のしてきただらけた姿勢が、完全に逆効果だったことを知る。

頭は、ボーリングのボールみたいに重たいものだから、前傾していると重たく支えるのがむしろ大変なんだという当然の事実に聞く耳を持って来なかったんだよなあ。

 

街を歩いていると、時々背筋がぴんと伸びた、身ぎれいで軽やかな白髪の女性を見かけることがある。

うわー素敵だなと思うと同時に、いつもしゃんとしてるのって大変そう。自分にはとても真似できないや、って投げやりに思っていたんだけど、

実はしゃんとしているほうが、体に無理なく、疲れにくく、ずっと元気でいられるのかも・・・って、あと20年早く気がつきたかったわ!

 

でも、「あ、わかった」って、ほんとめぐりあわせというか。ちょっとした言い方とかコツでふっと落ちて来るものである。姿勢のことは、ヨガでも何でも、いろんな先生がおんなじ大事な事を、これまでもきっと繰り返し繰り返し教えてくれていたんだろうけどここまで今ひとつ分かってないまま来ていたわけで。どこまでも飲み込みが悪くい自分にがっかりするが、だからこそ継続は力なりなんだなとも思う。