続・みずうみ

小さく平凡な毎日の中で、自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

「愛さえあれば」「オデッセイ」

「愛さえあれば」

「未来を生きる君たちへ」がすごく好きだった、スウェーデンの女性監督、スサンネ・ビアのロマンチック・コメディとのことで、ピアース・ブロスナンではあったけれど、きっと面白いだろうと思って。が!近年にない驚きの期待はずれ感であった。

能天気なコメディにも、人間ドラマにもなりきれず、要素を詰め込みすぎてある意味破綻した作品になっている。

ほんとにあのすごい映画と同じ監督なの?というかんじ。

ウェイン・ワンの「千年の祈り」に続く衝撃だったなあ。

 

あと、中年女性であれ誰であれ、ありのままの自分を受け入れてほしい愛してほしいというのは、もちろん当然の願いなのだけど、いい年をした、ハゲデブの夫に裏切られて何もかも失った女性が突然ピアース・ブロスナンに求愛さて、一度は拒んで、結局こてこてのハッピーエンドって・・・、ぎゃー気恥ずかしい!

二人の信頼関係がそれなりの必然性を持った経過を辿っていればまだしも、ストーリーの説得性も薄い。客観性を欠いた少女まんがの白馬の王子様願望に近く、中年女性のファンタシーが過ぎる。ちょっと痛々しかったでござった。

 

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「オデッセイ」

またマット・デイモンを地球に連れ戻すのか〜。何度あなたは宇宙に置き去りに。と思い、公開当時は見逃していたけれど、だんなさんがDVD借りて来て何となく一緒に見る。

そうか、そういう切り口か、とニコニコして見る。

良い意味でのアメリカ感が良く出ていて、高い技術に裏付けられた上質なエンターテインメントになっている。

危機的な場面でくすっとさせるような冗談を飛ばす、あのアメリカ独特のノリが終始あって、今はハリウッドもしかめ面の深刻顔した映画が多いから、なんだか微笑ましくて良かった。

何より、マット演じるマークがあらゆる工夫をしてたくましく生き抜いて行くさまが楽しい。賢いってわくわくすることなんだな!と思う。

最後、防水シートで宇宙へ飛び出し、自ら宇宙空間を飛んで救出船に向かうという、なんとも原始的でやぶれかぶれな展開が面白く、ほとんど笑かそうと思ってるよね、という感じだった。

マットは必ず救出される。そのことは見る前から火を見るより明らかなのに、きっちりはらはらどきどきさせてくれた。さすがの職人技だな〜。

 

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