続・みずうみ

小さく平凡な毎日の中で、自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

先週の映画たち

しばらく夜は冷え冷えとするほどだったけど、

また湿気も戻りちょっと暑いくらいのここ2日。

今日は我が家で夕方からお義父さんの75歳の誕生日祝い。

実家から美味しい穴子が届いたので、手巻き寿司にしようと思う。

 

億劫で、このところほとんど人寄せのない我が家。

でもお客さんがあると掃除しようという気持ちになるからありがたい。

今日はポドキャストを聞きながらがむばろう。

このところ、PCにかじりついて仕事ばかりしていたので、今日は体を動かす日!

 

そんな中でも夜はNetflixで映画を見ていた。この一週間の5本。

アニー・リーボヴィッツ レンズのむこうの人生」

大好きでもう一回見直したかった作品。

本当に実力があるから、自分をひとつも余計に大きく見せる必要も、人を威圧したり、かしずかせたりする必要もない、すがすがしく、なおかつ個性的な人たちが何人も出て来るこの映画。

アニー・リーボヴィッツという巨大な才能の周りを彩る本物の人たちの面構えを見ているだけでおもしろいし、なによりも、素晴らしいアニーの写真たちを沢山見られる。コンセプチュアルでユーモアがあり、確信に満ちたアニーの写真たちを見ているだけでわくわくだ。

公開当時に見たとき、グロリア・スタイネムがなんてきれいで悲しい顔をした人なんだろうととても印象深かった。こういう顔の年の取り方をしたいな、と当時は憧れたものだったなあ。

 

ステイ・フレンズ

いいよいいよと聞かされていながら未見だった作品。

うわー主演の二人がかわいい、でも白々しくない。きらきらした若々しいオーラがまぶしくて、きゅんきゅんして、見ていて楽しかった!

エッチなシーン、げらげら笑いながら見ました。

会話のやりとりに勢いがあって、テンポが良くって、なんとも自由で風通しのいいニューヨークの人間関係、空気感が心地良い。

でも、浮ついたおしゃれ感だけではなくって、良く人間が描けているので説得力がある。現代版「ハリー・メット・サリー」というかんじ。

 

クワイエットルームにようこそ

精神病棟を舞台にした、松尾スズキの監督作品。演出に映画監督じゃないからこその良さがあるなと思った。舞台の演出家って、「神」なんだろうなーと。どう思えばいいのか、どう捉えればいいのか、ということを決めさせてくれないかんじがこの映画の面白さ。「それは俺が決める事」というのが舞台演出家のスタンスなのかなと思う。

脇役のみなさんの安定感は想像通り。特に大竹しのぶ蒼井優

そしてクドカンが、はまり役で良かった。

 

ストックホルムでワルツを」

スウェーデン映画、ビル・エヴァンズとの共演で知られる、モニカ・ゼタールンドの伝記映画。なにしろ撮影がきれい。そつなく良くまとまった作品。正統派ジャズを久々に堪能した。

スウェーデン人にとっての美空ひばりのような人だから、と考えると納得がいくが、「彼女の特別な人生」を見る映画だと了解しないで見ると、いささかとりとめがなく感じられる感もあり。

主演女優はモニカにそっくり!歌も上手い、吹き替えかと思った。

 

「ズーランダー」

絶対面白そうだから、と家人を説得して見たものの・・・見終わった後「だからごめんてばー」と謝ることになったこの作品。公開当時は話題になったというが、いやー時代の精査に耐えられない作品を、10年越しとかで見るとこんなにイタイものなのか!と驚く。子どもが面白がるので、途中でやめられず、それも苦痛だった・・・。

しかしベン・スティラーの人脈なのか、ものすごい数のセレブがカメオ出演している。今となってはほぼ彼らの汚点になってしまっているのが悲しい(泣)。インタビューに応える程度の役ならまあ良かろう、なんだけど、「ランウェイ対決」のジャッジをしたデヴィッド・ボウイと、「モデル・オブ・ザ・イヤー」のプレゼンターをしたレニー・クラヴィッツには、やめてー!こんなあなたは見たくない!と思わず目を塞ぎたくなった。デヴィッド・ボウイ、ハンサムだったなあ。

 

深夜食堂

やはり夜中にぽつねんと見る作品なのだと思う。だから映画版も映画館で見なくってかえって良かった。あのテレビと同じ、独特のオープニングテーマが流れると、あの狭い路地裏の世界にさあ今から入り込んでいくよという気持ち。

映画公開時に、「感動!」みたいな予告編が流れていて、「じゃあいいや」と思ってみなかったってことがあったのだけど、実際はドラマのトーンをとても大事に繊細に作られた静かで美しい作品になっていて、大向こうを狙ったようなことはひとつもなかった。あのプロモーションはミスリーディングだったのでは、と思わずにいられない。

深夜食堂の持ち味がとても生かされていて、見た後の心持ちも同じ、淋しくて心にほわんと灯りがともるようなあの親密なかんじ、とても好きです。

撮影と音響がすばらしくて胸にじーんと来る。

マリリンや竜ちゃん、忠さんに小寿々ねえさんといったおなじみのキャストたちも余計なことは何も言わず、ただただ優しいマスターもやっぱり大好きすぎる。

 

 

何かこうして改めて書くと、秋らしくなんだかんだと映画見てるらしい。自覚薄かった。