続・みずうみ

小さく平凡な毎日の中で、自分が感じた色んなことを、湖のような落ち着いた心持ちで考えていきたいと思います

自分にとっての大事な要素

今日も涼しく曇っています。

さっきまで「たいくつー。どこか連れてってー」とぼやいていた娘に、「今ちょっと無理」とすげなく言って、仕事やプライベートのメールの返事や、新たに入った予定の書き込みなんかをしていました。

ひととおりやり終えた後、ふとかわいそうなことをしたかな?と気になって、「一緒にお菓子作りか手芸かする?」と自分の部屋(2階)から声をかけると、「今宿題に集中してるー」と返事。

しめしめと思い、またPCに向かっているという次第。

 

昨日は、月に一度の病院施設での慰問演奏の日でした。

昨日の利用者さんは全員女性で、言葉も表情も無くしてしまったような方が多く、これまでやった中では一番「一方通行感」を感じ、少し気持ちが焦りました〜。

でも、結果的には喜んでもらえて良かった。

この活動は色んな意味で相互的なものなので、喜んでもらえることが一番のご褒美。

 

優しくエレガントな相方Kさんが「ついて行きます!」と手を挙げてくれて始まったこの小さな働き。ウクレレ2本と歌、時にリコーダーやピアニカも交えて、お年寄り向けの唱歌や歌謡曲を中心に演奏をしています。

始めはね、とても簡単に考えていました。けれど何事も実際に手を動かして実際にやってみるというのは、そしてそれを継続していくというのは、頭で想像しているような、あるいははたから見ているような簡単なことっていうのはそうそうないものなんだろうなーと思います。

毎回選曲し、簡単なアレンジをし、必要なものは楽譜も起こすし、練習の機会も持って、必要な準備をして臨む。大したことではないものの、それなりの手間ひまはかかってきます。

 

けれど毎回心地良い高揚感と充実感があり、修行の場を提供してもらい、そこで表現をする喜びと、人の役に立てたことの喜びも与えてもらっている。

これは自分の為の小さな居場所なのだと思ってやっています。

 

 

以前、幸せとはバランスの中にあるものだ、とあるパン屋さんが言っていました。年をとるごとに、本当にそうなんだと実感します。

何かを得たり、何かを成し遂げたり、そういう物質性あるいは目標性のものというのは、それはそれで生きるモチベーションとして大切なことなんだと思いますが、「幸せ」というのとは違うと思うのです。

実際、金メダルを取るような偉業をなした人の多幸感というものを計測した人というのがいて、その実験によると、そのことで得られる幸福感はたったの4時間、なのだそう。

 

幸せというのは、その人にとって必要で大事で、あるいは快適ないくつかの要素が「調和している状態」のことをあらわすのではないかと感じています。

その「要素」というのは十人十色、その人それぞれみんな違う。それをその人らしく追い求めて行くのが『生きる』ということなんだと。

だから、それらをなおざりに、自分の心を置いてけぼりに日々を暮らしている人がいるとしたら、それは生きながらに死んでいる状態だと思う。厳しい言い方になるのかもしれないけれど。

 

私にとってのそれらの要素(今のところ)は、

「表現をすること(自分の「感じ方」をアウトプットすること)」

「一人で落ち着いてじっくりと自由にものを考える学びの時間を持つこと」

「無心に汗をかく時間を持つこと(リラックスする時間)」

「気心の知れた人と率直に語り合う時間を持つこと」

「時々誰も自分を知らない場所へひとり旅すること。自分の好きなタイミングで」

「スキンシップをすること」

「知ったかぶりをせずオープンマインドであること」

「暮らしがこざっぱりとシンプルであること」

そんなところでしょうか。

 

小さな子供がいるので、旅に関しては思うようになりません。けれどようやく少しずつ自由がきくようにもなってきました。

今年の夏休みは子どもたちが所属するオーケストラの合宿が3泊4日であり、その間はなんと!13年ぶりに夫婦二人だけの4日間がやってきます。

とは言っても、ちょうどお盆休みに被っているので、ちょっと調べただけでどこに行くにも混んでて高いことが分かり、げんなりとしたまま未だノープランの状態。ちょっと考えないとな、と思いながら7月も残りわずかになってしまいました。考えなきゃ。

 

ともあれ、改めて自分にとっての要素を書き出してみて、見えて来たものがあります。ナルホドナルホド、と思います。手帳にも書きつけておこう。

 

大切なのは調和、バランス。どれもが完璧に出来てないとだめと感じるなら、誰しも不幸だけれど、これだけの要素に支えられているとも言えるでしょう。

厳しい毎日ですが、できてないなりにできてる部分に感謝し大事にすることができたなら、幸せなんだと思います。

さらに、要素に従って小さなプランを立てる。ここは自分にとって必要なことだと認識して、ちゃんと時間を割いたり、守る。そういうことを積み重ねていくことが生きる道なのだと思います。

 

 

久々に夫婦ふたりなんです、と相方Kさんに言ったらば、あくまでさっぱりと「だんなもいなくなればいいのにね!」と言われて虚をつかれたなー(笑)あんなにスタイル抜群でエレガントな見た目で、実はかなり男らしくさばさばしているKさんだ。

そして私にない優しい語り口と物腰でお年寄りとのコミュニケーションの場を和やかなものにしてくれることのありがたいこと。

 これからも細く長く楽しく続けられますように。